#62【本の仕組み】出版物のバーコードはなぜ2つ?

みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。

最近はコンビニやスーパーでのセルフレジも一般化してきて、私たちもバーコードを扱う機会が多くなったと思いますが、
実は本のバーコードは2つあるのをご存じでしょうか。
食料品など、通常のバーコードは1つだけなのですが、なぜ本だけ2つなのか……不思議ですよね。

日本で販売されている出版物には、書籍JANコードと呼ばれる2段のバーコードがカバーの裏表紙に表示されています。
この書籍JANコードは、日本図書コードの内容をバーコードで表しており、
出版物の個別番号であるISBNコード(#2)(上段)と、Cコード(#26)に価格情報を加えたコード(下段)で構成されています。
書店で出版物を販売するにあたって必要なこれらの情報は、
1つのバーコードで表示するには長すぎてしまうため、2段に分けて表示されているようです。

この2つのバーコードを書店のレジで読み取ることによって、何万種類もある出版物のデータを素早く正確に識別できるようになり、
販売管理や売上分析にも役立っているのだとか。

茶色い犬と白い犬が「バーコードが今のように2段になったのは1990年ごろからなんだって!」「バーコードの歴史は始まったばかりなんだね!」と話している

今では、バーコードリーダー機能を内蔵したアプリが出てきたことにより、
カメラ機能を使って読み込むとスマートフォンなどでも簡単にバーコードから本の詳細情報を知ることができるそうですよ!

☆次回は、10/14(火)更新予定です。
それでは、またお会いしましょう。


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