#60【本の仕組み】発行日と発売日の関係
みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。
以前、#22【本の仕組み】発行日についてでは、発行日や版と刷の違いについて取り上げましたが、
今回は“発行日”と“発売日”の関係について調べてみました!
書籍が発売される際、「○月○日発売!」と紹介されることがありますが、
実はその日付は奥付の発行日とは異なります。
一般的に、書籍は取次会社という問屋に搬入されたあと、順次全国の書店に配送されます。
首都圏の取次会社から地方の書店に書籍が届くまでには物理的に時間がかかるため、
全国同時発売とすることが難しく、明確な発売日(=書店に書籍が並ぶ日)を設定することができないのだとか。
そのため、発売日より遅れて書店に届いても書店員さんに新刊であることが伝わるように、
地域による流通のタイムラグを考慮して発行日を設定しているのです。
また、発行日の設定にもはっきりとした決まりがないため、出版社や著者が自由に設定できますが、
発売日から1、2週間後くらいの日付を設定することが多いそうですよ。
☆次回は、9/2(火)更新予定です。
それでは、またお会いしましょう。
関連するつぶやき
#2 ISBNってなんだろう?
#7 奥付ってなんだろう?
#26 Cコードってなに?