#54【本の仕組み】モニターと紙で見る色の違い

みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。

前回の#52【本の仕組み】色校ってなに?では、色校が必須となる理由のひとつとして、
“PCなどのモニターで見る色と、紙に印刷される色は全く同じになることはない”ことを挙げましたね。
今回はその謎を解明していきたいと思います!

まず、モニターと紙は、それぞれどのように色を表現しているのでしょうか。

モニターはR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)で表現され、紙の印刷はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(キープレート)で表現している。「モニターは3色、紙は4色で表現しているんだね」「紙の印刷では黒をきれいに出すためにkeyplate(キーとなる版)を使っているんだって!」と2匹の犬が話している。

表現するために使う色と、色の数が違うのですね。

実は、色数の少ないRGBのほうが表現できる色の領域は広いのだとか。
そのため、RGBデータをそのまま印刷すると、CMYKでは再現できない色が別の色に置き換わってしまうのだそう。
だからこそ、色校で色を確認し、微調整する必要があるのですね。

☆次回は、6月10日(火)更新予定です。

それでは、またお会いしましょう。


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