#38【紹介】ミスター半導体 西澤潤一を父として〜光を求め光の彼方へ〜

みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。

今日は、10月17日に発売する新刊、
『ミスター半導体 西澤潤一を父として〜光を求め光の彼方へ〜』をご紹介いたします。

1980年代、頻繁にメディアに取り上げられていた研究者 ・西澤潤一氏。
当時の「研究者」のイメージからかけ離れた、
発明と特許取得へすさまじい情熱を向ける姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。

西澤氏は、1950年頃から東北大学で半導体研究を始め、
それまでの常識を覆すような数々の研究・開発をし、大手企業に先んじて特許を取得しました。
彼の研究開発は、今や誰もが必要とするスマートフォンや新幹線に役立てられています。
さらに光通信や、クリスマスを彩る赤と緑のLED照明も彼が発明したものです。

ノーベル賞も確実と称されていたにもかかわらず、
誰も聞いたことのない、時代のずっと先を見ていた研究だったからこそ、
論文が差し止められるなど、研究者としての道のりには様々な壁がありました。

それでも信念のままに、かっこ悪いほどぶつかって突き進んだ彼の人生は、
娘である著者・髙橋恵子氏からはどのように見えたのでしょうか。
たくさんの遺品や掲載誌、研究書類だけではなく、
西澤氏の同僚やお弟子さんたちに髙橋氏自ら取材し、西澤氏の人生を娘目線で振り返ります。
随所に出てくるユーモアあふれる髙橋氏の鋭い一言も必見です!

研究者として、教育者としてだけではなく
父としての“人間西澤”を包み隠さず綴った、「愛」を感じる一冊。
ぜひ、書店でお手にとってみてください。

また、10月11日(金)より、
株式会社はなもく堂制作の、本書プロモーションビデオが公開される予定です。
新刊案内より視聴ができますので、こちらもぜひご覧ください!

☆次回は、10/22(火)更新予定です。
それでは、またお会いしましょう。