#21【一口話】アクセシブル・ブックスってなに?
あけましておめでとうございます。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。
私たちのつぶやきも2年目に突入しました。
今年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、みなさんは「アクセシブル・ブックス」をご存知でしょうか?
“アクセシブル”とは、「いかなる利用者でも製品やサービスを利用できる」状態のことを意味します。
出版において、視覚的に情報を読みとる従来の紙の本や電子書籍だけでは、
視覚障害がある方や、発達障害のある方、また四肢障害のある方などには、
そもそも本を入手することや、本の内容を理解していただくことが困難な場合があります。
そのため、音声やテキストデータ、触覚などを用いて、より多くの方に本を楽しんでもらえるようにしたものが
「アクセシブル・ブックス」です。
「アクセシブル・ブックス」には次のようなものがあります。
- ・点字図書
- ・オーディオブック
- ・さわる絵本
- ・電子書籍
- ・大活字本
- ・布絵本
- ・LLブック
- ・DAISY
このアクセシブル・ブックスの普及のため、2019年6月に
「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)
が公布・施行されました。
そして、読書バリアフリー法を実現するため、日本出版インフラセンター(JPO)に設置されたのが、
ABSC(アクセシブル・ブックス・サポートセンター)です。
ABSCでは、アクセシブル・ブックスについて広く知ってもらうため、
「ABSCレポート」を発行し、出版社での取り組みやインタビューなどを紹介しています。
「ABSCレポート」を入手されたい方はこちら。
※3月までにABSCのホームページを開設予定。「ABSCレポート」と合わせて情報を発信していくそうです。
☆次回は、1/23(火)更新予定です。
それでは、またお会いしましょう。