#20【紹介】『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』
みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。
今回は、発売中の本をご紹介したいと思います。
時は平安時代中期。菅原道真が太宰府に左遷させられる少し前、
藤原藤太(のちの秀郷)は下野(現・栃木県)で国司の息子として生まれます。
この当時、まだ「侍」という言葉はなく、地方を治める国司たちは、
武夫(もののふ)や兵(つわもの)とよばれる軍事力を持っていました。
その武夫が「武士」と呼ばれ、やがて武士の時代・鎌倉時代へ向かう礎を担った一人が、藤原秀郷です。
藤原秀郷の肖像画(「新形三十六怪撰 藤原秀郷竜宮城蜈蚣を射るの図」より) |
本書では、大ムカデや百目鬼といった妖怪退治から平将門の乱の平定まで、
伝説と史実を交えて、秀郷を躍動感のある人物像に描きあげています。
将門、秀郷が見た “東国の夢”は、同じ坂東武士の源頼朝へつながっていく……
壮大な物語をぜひ一度読んでみてください。
なお、本書は488頁の大作ですので、電子書籍もおすすめです。
今年1月からはじまったこのつぶやきも、今回で20回目となりました!
来年もみなさんにたくさんの情報を発信していきたいと思います。
☆次回は、1/9(火)更新予定です。
それでは、また来年もお会いしましょう。