#10【紹介】『映画監督放浪記』

みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。

突然ですが、みなさんは映画の歴史をご存じですか?

 

 

 

よーい!スタート!

フランス・パリにてリュミエール兄弟が自ら開発した「シネマトグラフ」を使い、1895年12月28日に入場料を取って映画を上映したことが始まりだそうです。

その前後、アメリカのトーマス・エジソン研究所が開発した「キネトスコープ」が輸入され、1896年、日本で初めて映画が上映されました。
キネトスコープは、箱を上からのぞいてみる一人だけしか見られない装置で、活動写真と呼ばれていました。そこから長い年月の間にサイレント(無声映画)やトーキー(映像と音声が同期した映画)を経て、今では体感型の4DXやMX4D(風や水、座席の動きや突き上げ、触覚などで映画を演出するシステム)、超高解像度映像を見ることができるIMAXにまで進化したのですね。

さて、今回は、一人の映画監督が執筆した本をご紹介いたします!

『映画監督放浪記』の著者、関本郁夫氏は、これまでに『女番長(スケバン)』や『極道の妻たち』『金田一耕助』シリーズなど、有名な作品で監督や脚本を務めました。
関本監督の原点となる母との思い出、そして、周囲が東大や京大卒というエリート集団の中で高卒という不利な状況からどうやって監督になっていったのか、“渡り監督”として1970~2010年代の映画・テレビ業界でいかに生き延びてきたのかが描かれています。

あの時代の日本映画とテレビドラマの制作の裏側を覗き見ることができる、全512ページ。
みなさんもぜひ関本監督ワールドに浸ってみてください。

では、また次回お会いしましょう。