映画監督放浪記
「東大卒しか監督になれない」といわれた東映で、「高卒」「大工の倅」とそしられながら、関本郁夫は監督になる。そして、映画とテレビの現場を必死に渡り歩き、スケバン映画、テレビドラマ『金田一耕助の傑作推理』や山村美紗シリーズ、映画『極道の妻たち』を撮りまくる。一九七〇~二〇一〇年代、関本が職人監督として、東映、日活、角川、テレビ業界でいかに生き延びたか——これは誰も書かなかった日本映画とテレビドラマの汗と涙がにじむドキュメントだ。
- 著者:関本郁夫 編集者:伊藤彰彦・塚田泉
- 四六判・並製
- 本文512ページ
- 定価:本体価格4,500円+税
- ISBN978-4-7979-8130-8
- 2023年6月発売