#73【本の仕組み】束見本とは?

#73【本の仕組み】束見本とは?
みなさん、こんにちは。
小学館スクウェアのエマと、こてつです。

みなさんは、束見本(つかみほん)を見たことがありますか。
タイトルも本文も、何一つ印刷されていない真っ白な本です。
その名の通り「見本」なので、なかなかみなさんが目にする機会は少ないと思いますが、本を制作するうえで欠かせない、とても大切な役目を持っているのです。

 

束見本とは、実際に印刷で使用する用紙やページ数で製本した、試作品です。
本の表紙やカバー、帯などの装丁類は、本体のサイズに合わせて、いわゆるオーダーメイドで作成しなければいけません。
しかし、本は判型によって縦・横のサイズが変わるだけではなく、使用する用紙やページ数、製本方法などによって束幅(厚み)も異なります。

そこで、束見本を作成し、束幅を測ることで装丁類の背幅を確定させることができるというわけですね。
更には、ページの開き具合をみて用紙そのものの厚さが適切かどうかを判断したり、本の重さを確認することで運送にかかる費用を計算したりもできるそうですよ!

昨年、小学館スクウェアは秋の東京神田古本祭り&神保町ブックフェスティバルで束見本を配布したのですが、大人気ですぐになくなってしまいました。
通常、制作の工程上でしか見られないため、もし見かけたらぜひ入手したいですね!

☆次回は、3/24(火)更新予定です。
では、またお会いしましょう。


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